吉田屋の4代目として、【吉田屋】の酒造りを伝承した私達夫婦は、
ここ長崎県の島原半島で日々酒造りに挑んでいます。
福岡国税局の酒類鑑評会にて金賞受賞

 

吉田屋の4代目として、【吉田屋】の酒造りを伝承した私達夫婦は、ここ長崎県の島原半島で日々酒造りに挑んでいます。
 私達の酒蔵は決して大規模なものではありません。しかも、現代的な機械をつかった酒造りやコンピューター等による管理等もありませんから、まさしく全てが手作りのお酒です。
 夫の嘉明が、代々受け継がれてきたノウハウと、お父様やお爺さま、そして職人の皆さん達の仕事を幼い頃から見てきた経験によって、「吉田屋の酒」を作り出します。
私は、酒蔵の中で酒造りそのものを手伝うことは出来ませんから、夫の職人としての仕事を見守りながら「吉田屋の酒」を愛してくださる皆さんに少しでも楽しんでいただけるように店頭での接客や、経理の仕事、イベント開催の準備をしています。
 私は、この家に嫁に来て23年経ちますが、代々受け継がれる老舗としての看板と伝統を守り継ぐことはとても決心のいることでした。「吉田屋に嫁ぐこと」は「吉田屋を継ぐこと」でもありましたから、普通の主婦になることとは少しばかり違っていたんです。
 

 

 

 大正6年創業の酒蔵に嫁に来るということは、それまでの吉田屋の歴史も受け入れなければいけません。私はこの吉田屋の2つほど隣の町で生まれ育ちましたが、結婚前は福岡でOLをしていた私にとっては正直なところ、「吉田家に嫁ぐこと」は不安でいっぱいでした。
 そんな中、夫は酒造りをまったく知らない私に「夏子の酒」というマンガを貸してくれました。その本で、私は酒造りの世界を初めてのぞきました。ハッキリ言って「???」 お酒自体あまり飲めない私なので、未知の世界にさらなる不安・・でも、夫は口にこそ出しませんでしたが、酒造りの仕事を私が少しでも理解できるようにと配慮して、この本を貸してくれたのだと思っています。その心遣いが嬉しくもあり、夫が大切にしている「酒造りに対する真剣な思い」を応援していこうと、あらためて感じました。
 今、夫は色んな面で頑張っています。でも、一人では出来ません。それもこれも、縁あって出会えた多くの方々が色んな形で応援して下さっているお陰です。夫共々、感謝でいっぱいです。そして『出会い』を導いて下さった、ご先祖様にも感謝しています。
ありがとうございます。
 実はこの「清泉石上流(せいせんせきじょうをながる)」ですが、1994年に誕生しました。実は私達の結婚式の引き出物として使ったのが始まりです。私達夫婦の歴史はまだまだ浅いのですが、こうやって、「吉田屋の歴史」として息をしていると思うと嬉しいことです。